
日本国民の声

レベル 3 ★★★☆☆
日本国民の声
陰謀論的要素
マネタイズ
・YouTube
「2位じゃダメなんですか?」
2009年、民主党政権下で行われた「事業仕分け」において、蓮舫参議院議員(当時)が発した
「2位じゃダメなんですか?」
という言葉は、今なお象徴的なフレーズとして語られている。

事業仕分けとは、公共事業や研究開発費を含む予算全般について無駄を削減し、本当に必要な分野へ資源を振り向けるという目的で実施された政策だった。
この蓮舫の発言が飛び出したのは、文部科学省が進めていた次世代スーパーコンピュータ開発事業を巡る議論の場である。当時、日本は「世界最速のスーパーコンピュータ」を国家プロジェクトとして開発する方針を掲げ、多額の予算を投じていた。
その文脈において蓮舫は、
「世界一でなければならないのか」
「2位では本当に意味がないのか」
と問いかけ、費用対効果や政策目的の妥当性を問題提起した。
しかし、この問いは多くの国民に国家の科学技術力や威信を軽視しているのではないかという印象を与え、強い反発を招くこととなった。
当時の世論では、
「2位でいいわけがない」
「高額な予算を投じてでも国家の威信をかけて世界一を目指すべきだ」
といった意見が広く見られ、蓮舫の発言は「科学技術軽視」「夢を潰す象徴」のように受け止められた。
結果的に、この事業から生まれたスーパーコンピュータ『京』は2011年に世界ランキング1位を獲得し、「やはり1位を目指す意味はあったのではないか」という評価が後追いで強まることになる。

一方で、「2位じゃダメなんですか?」という言葉自体は単なる順位至上主義ではなく、政策目的とコストの妥当性を問い直す問題提起だったという再評価も後年になって行なわれている。
『日本国民の声』というチャンネル名のYouTuberは蓮舫のその質問を責める動画を作っている。(※動画は全て削除されている) ▼▼
さて、では蓮舫の質問はそこまでおかしなものだったのだろうか?
結論から言うと、蓮舫の質問は真っ当なものだった。
そう言うと驚く人もいまだにいるかも知れないが、ニュースの切り取りしか見ないで勘違いされたままの人も少ないながら存在するだろう。
「世界一になる理由には何があるのか」
蓮舫はスーパーコンピュータの開発陣にこの質問を問うた。世界一のコンピュータを必要とする理由や妥当性を教えてもらわないと、予算をどれだけ投下すべきかすべきではないのかが分からないからだ。
しかし、開発陣は抽象的な答えしか返さなかったため、蓮舫率いる仕分け人はその必要性が分からないと判断し、スーパーコンピュータ事業に否定的な判断を下した。
その判断は大いに責められたが、その時点で事業仕分けの判断が間違っていると責められるべきものでは決してなかった。
国政を担う立場として、国民から集めた税金を無駄にしてしまうわけにはいかない。コンピュータ開発陣の方こそ蓮舫の質問を事前に予測し、事業継続の判断、また潤沢な予算計上をしてもらえるだけの回答・プレゼンをすべきだった。
この当たり前の構図を理解できない人が、ニュースの切り抜きだけを見て、メディアといっしょになってイメージだけで蓮舫を叩いた、という炎上劇であった。
だからこそこの一件を取り扱った動画からは『日本国民の声』チャンネル主のリテラシーの無さがよく伝わって来た。
※「2位じゃダメなんですか?」の一件に関して詳しくは下記リンク先参照。▼▼
日本保守党支持
『日本国民の声』チャンネル主は極度の日本保守党支持者だ。もはや「信者」と言った方が伝わりやすいだろう。それも狂信的な信者だ。
チャンネル内では百田尚樹、有本香、飯山陽を無批判に持ち上げ、3人の言葉を神のお告げのようにありがたがるチャンネル主だ。(※削除済み) ▼▼
百田尚樹、有本香、飯山陽は当サイトでは3人とも陰謀論者として認定している。3人の言動は苛烈極まり、とても政治を任せたり学問について冷静に語る資質を持ち合わせている状態にない。
3人が自分と意見を異にする相手を敵認定して攻撃する様はどう見てもマトモではない。
そんな3人のおかしな言動を無批判に支持するチャンネル主は、3人の陰謀要素を一手に担っているようなものだ。
『日本国民の声』などと勝手に日本国民の代表のようにチャンネル名を名乗るのは、マトモな社会生活を送っている大多数の国民に対して失礼だ。(※削除済み) ▼▼
転生
『日本国民の声』はYouTubeチャンネルを第三者に売却したのか分からないが、2025年12月、『実話マンガの館』というマンガ系動画チャンネルへと転生している。▼▼
関連ページ


コメント